■認 証 基 準 2006/11/29

1.適用の範囲
この文書は、認証マニュアル7項に基づき、認証基準及び審査の手順を定める。

2.用語の定義
 この文書で用いる用語の定義は「認証マニュアル」による。

3.認証基準
 本協議会が認証を行う場合の基準は以下のとおりとする。申請者はすべての事項に適合していなければならない。製造の一部か全部にかかわらず、申請者が他に(請負先)に委託している場合であっても同様とし、請負先の基準への適合は申請者が責任を負わなければならない。
3.1 製造設備 表1に掲げる設備を使用し、適切に管理していること。

表1
名 称 条  件
 炭化炉  排煙口の温度は80℃以上150℃未満とする。
 乾留炉  排煙口の温度は80℃以上150℃未満とする。
 採取・貯留
 濾過装置
 耐酸性材料であること。(ステンレス(SUS304以上)、ガラス、
 ほうろう引き処理した素材、木材など)
 蒸留装置  耐酸性材料であること。
 貯蔵容器  1.耐酸性材料であること。
 2.遮光性があること。
 注:蒸留装置は蒸留を行う場合に限る。

3.2 製造方法 製造工程を規定化(文書化していることが望ましい。)したものに基づいて製造していること。それには以下の事項が確実になっていること。
3.2.1 原材料 表2に掲げる材料を使用していること。
表2
区 分 摘  要
 広 葉 樹
 針 葉 樹
 タ ケ 類
 そ の 他
ナラ、クヌギ、ブナ、カシ、シイなど。
スギ、ヒノキ、マツ、ツガなど。
タケ、ササ類
オガ粉、樹皮、オガライト、及び上記原材料の混合物
 但し,上記材料には原材料以外の異物を含まないものとする。尚、以下の原材料は除外する。
 [1] 住宅・家具などの廃材
 [2] 殺虫消毒された木材(剪定枝、輸入木材、松くい虫の被害木など)
 [3] 防腐処理された木材(枕木、杭木、電柱など)

3.2.2 精製
 a) 静置 分液前に90日以上静置していること。
 b) 分液 a)の静置後、上層の軽質油及び下層の沈降タール部分を除去し、中層部分から分液していること。
 備考:蒸留による精製、又は濾材を用いた濾過による精製を行っている場合は、上記によらなくてもよい。
3.2.3 蒸留 常圧蒸留又は減圧蒸留によること。
3.2.4 貯蔵 精製した木竹酢液製品を出荷・販売するまでは冷暗所に貯蔵しているのが望ましい。
注1:冷暗所とは、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所を言う。
3.2.5 加工 下請け業者から仕入れた木竹酢液製品を加工する場合、その装置の材質は耐酸性であること。
3.2.6 容器 木竹酢液製品の容器は、耐酸性の材質のものを用いていること。
3.2.7表示 木竹酢液製品の容器等には、規格の「10.表示」に掲げる事項を表示してい
   ること。

3.3 品質管理
 次に掲げる業務を実施できること。また、この業務の確実な実施に責任を持つ者1名を指名すること。
 備考:木竹酢液製品の品質が経営的な考慮に影響されないようにするためには、経営者や
     営業担当者が兼務しないほうが望ましい。
a) 木竹酢液製品試験
 規格「7.試料の採取方法」に従ってサンプリングし、「8.試験方法」に従って試験
 を行い、その結果を規格「5.品質」に基づいて判定すること。ただし、妥当な技術
 的能力を有する機関に委託している場合は、この限りでない。新規申請時の分析は
公的機関に依るものとする。
b) 工程管理
工程管理を様式1「点検シート」に従って実施し、その結果を記録すること。これに
  はa)の木竹酢液製品検査の結果も含めること。この「点検シート」は、本協議会の求めに応じて提出すること。
c) 認証マークの管理
  表示を行う木竹酢液製品を識別すること。所定の製造方法から逸脱した木竹酢液製品
 又は木竹酢液製品検査に不合格となった木竹酢液製品から識別すること。
d) 苦情処理
  認証された範囲の木竹酢液製品に対する苦情の内容及び処置を記録し、本協議会から求められた場合、応じることが出来るようにすること。

3.4 木竹酢液製品品質 
規格「8.試験方法」に従って試験を行った結果が規格「5.品質」に定める基準を満足していること。


4.認証審査
認証審査の手順は下図のとおりとする。

   図 認証審査の手順

4.1 申請書の様式 
  申請者は様式2に必要時事項を記載して本協議会へ提出しなければならない。

4.2 申請書の受付 
  事務局は、申請書の提出があった場合は、直ちに記載事項を確認する。記載漏れや不明確な部分があった場合は、申請者に修正を促す。この修正が行われた後でなければ審査を開始してはならない。尚、申請書は常時受付けるものとする。

4.3 申請書の保管
 事務局は、文書審査用に申請書の写しを準備する。元本は事務局が適切に保管する。

4.4 現地調査の通知 
 事務局は現地調査員と現地調査の日程を協議し、申請者と調整の上、両者の同意を得る。

4.5 文書審査
 審査委員会は、申請書の内容を3項の認証基準に基づいて評価を行う。ここでは生産体制や製造方法が認証基準に合致しているかどうかの“計画性”を評価する。評価の結果は、様式4-1の認証審査チェックシートに記録する。

4.6 現地調査
 審査委員会は、当該申請者と利害関係がなく、木酢液・竹酢液の製造に精通した者を指名して現地調査を行わせることができる。現地調査の詳細については、別途「現地調査管理規程」に定める。                     
a) 調査員は点検シートをチェックし、生産又は加工の現場を調査する。又、審査委員会の審査用として製品のサンプルを本協議会指定の500ml蓋付き透明容器に採取する。      
b) 現地調査を行った調査員は、様式5の現地調査報告書と点検シート及びサンプルを審査委員会に提出する。本サンプルについては、認証業者が少なくとも1年間保管する。
c) 製造現場又は請負工場が複数ある場合は、最低1ヶ所につき調査する。   

4.6.1 加工業者の現地調査
a) 仕入先の生産業者が認証されている場合
その認証書もって木酢液・竹酢液規格の合格の証とし、加工工場の調査のみを実施する。
b) 仕入先の生産業者が認証されていない場合
  生産業者の工場及び加工工場両方について調査を実施する。
4.6.2 販売業者の現地調査
a) 仕入先の生産業者又は加工業者が認証されている場合
 その認証書をもって木酢液・竹酢液規格の合格の証とし、現地調査は実施しない。但し、請負業者の点検シート及びサンプルを審査委員会に提出すること。
b) 仕入先の生産業者又は加工業者が認証されていない場合
 生産業者の工場又は加工業者の工場について調査を実施する。
4.6.3 加工業者及び販売業者の請負業者に対する責任と義務
 加工業者及び販売業者は請負業者の工場を管理する責任と義務があり、特に現地調査を実施していない請負工場に対しては、品質に関する取り決め(簡単な覚書等)を交わすこと。

4.7 本審査
 審査委員会はこの現地調査報告に基づき、4.5で確認された計画が実際に実行できるかどうかの“有効性”の評価を行う。評価結果は様式4-1の認証審査チェックシートに記録する。尚、委員会は原則として年に3回開催する。

4.8 その他の情報の活用
 審査委員会は申請書、現地調査及び木竹酢液製品検査でもたらされた情報以外に規格の適合性に影響を及ぼすような情報があった場合は、それを考慮することができる。ただし、その情報が審査結果にどのような影響を与えたかがわかるように様式4-1の認証審査チェックシートに記録しておく。

5. 不適合事項の特定
 審査委員会は、評価の過程で不適合が見つかった場合は、その理由及び根拠となる基準を様式4-2の是正処置チェックシートに記録する。さらに、様式6-1により、当該申請者へ是正を求める。このとき、当該申請者と協議の上、現実的な報告の期限を定め、その期限内に措置結果を文書で報告させるようにする。報告があった場合、審査委員会は、該当部分についてのみ再評価を行う。


6. 認証の決定及び通知

 審査委員会において、すべての要求事項が適合とされた場合は、様式6-2により、本協議会は当該申請者へその旨の通知を行う。このとき、認証マニュアル10.2項及び10.3項を内容とした同意書(様式7)への署名を求める。この同意書が本協議会に提出された場合は正式に認証を決定し、様式8の認証書を発行する。この認証書の発行日をもって認証日とする。

7. 認証業者の登録
 事務局は認証を行った業者を様式9の台帳に記載し、必要に応じて公表する。

8. 文書の保管
 事務局は認証マニュアル、報告書、認証マーク等の文書を適正に管理する。

9. 文書の見直し
 この文書は認証部会の技術的な検討を経た上で会長が定期的に見直しを行う。見直しの結果は、直ちに公表し施行する。














TOP  HOME